2021年の盆栽・盆景

月に一度の盆栽・盆景教室の、今年1年間に作った作品をまとめた。

今年はベランダに置く場所が増えたからか、葉焼けに悩まされた。
葉焼けで枯れる事は少ないが、よほど運が良くない限り、その年は実や花が咲かなくなる。

例年に引き続き、未だ真夏日をどうやって越せるかが課題。
暑さに弱い品種は5月も重要だと分かってきた。
年々、真夏を越せる盆栽の数は増えているので、来年はもっと良い盆栽生活を送りたいです。

1月

梅は水をやらずにひたすら虐め抜くことが、花を沢山咲かせる秘訣らしい。

夏場はどれだけ葉っぱが萎れていても、水をやると次の日には立ち上がる。

極姫薔薇は最小の薔薇らしく、見た目通り可愛らしいが、悲しい事に、夏場を耐え抜くのは難しかった様子。

試しに底が空いていない湯呑みに移し替えて水を入れるという方法をしてみたが、それでも一日の終わりにはすっかり乾いてしまう。
もちろん直射日光も避けていた。

酷暑が続いた頃に、耐えられなくなったのか枯れてしまった。

鉢(というか湯呑み)に入り切らなかったので、一輪だけガラスの花器に入れてみたらお洒落で良かった。

とはいえ、やはり空気が入らないのか一ヶ月くらいしか保たなかったので、次回は別の花で工夫してやってみたい。

2月

(桜の写真は無いです)

菫も桜も、五月の暑い日に弱っていき、真夏日を越えられなかったので、来年はその辺りを注意する。

桜はあまり葉っぱが出ないな…と思い、先生に相談したところ、直射日光に当たらない所でも、涼しさが重要との事。

日差しや水だけではなく、風通しも注視していく。

3月

桜薔薇は最近の新種らしく、名前の通り桜色の綺麗な花が咲く。

開花の少し前の日当たりがどれだけ良いかによって、花びらの色が全く異なるのが面白かった。

今年は日差しが強すぎて、どの薔薇も葉焼けしてしまい、野薔薇はどちらも駄目になってしまった。
どちらの野薔薇だったかは忘れたが、新しいものを戴いた。来年咲いた時に分かると思う。

桜薔薇は持ち直して無事綺麗な花を咲かせた。

4月

黄色尽しの組み合わせ。

花と実が出来る時期はバラバラで、岩ギボウシは紫色の実が生る。

山紫陽花は新しい品種らしく、許可なく殖やして販売する事は出来ないらしい。

チューリップは直前まで何日か水を切らしていたものに対し、写真を撮る為にたっぷりと水をやって30分程置いてみたところ、普通の窄んだ開き方をせずに、写真の様に開いた形になった。

5月

最近流行りつつあるらしい。
見た目はとても綺麗なのに、名前で損をしている品種。

6月

2018年の9月以来の品種。

湿り気のある所を好むので、夏場は水やりをしっかりする。

実と花で二度楽しめる。

7月

大きく綺麗な花が咲く。
薔薇に似ているが、一日もすれば花は落ちてしまう。

枝ぶりも良いので、花が咲いていない時期も楽しめる。

8月

秋の紅葉、春の花で二度楽しめる。

が、しかし、葉焼けで紅葉をする前に葉が散ってしまった。

その後、葉は生え直したが、紅葉をする気力は残っていなかったらしく、楽しみは来年に持ち越しに。

花は咲いてくれると嬉しい。

9月

とても大きい実が成る品種。

赤色の実の品種の中では最大級らしい。

試しに食べてみたが、油っぽさを無くして酸っぱくしたオリーブの様な味がした。
先生曰く、ジャムにする場合が多いらしい。

10月

この日はお休みをしたので、先生が作って下さったものを後日戴いた。

2019年1月ぶりの岩松。

前回は日当たりが悪すぎた為に育てる事に失敗したが、後日新しいものを戴き、そちらは問題なく育っている。

なので家では二つ目の岩松だが、色が全く異なるので楽しい。

他の多くの盆栽とは育て方が違い、水を極力やらずに日をとにかく当てる事が重要らしい。

11月

コトネアスターは写真の通り紅葉で赤くなるので、緑と赤が入り混じって綺麗。
赤い実が生るらしい。

タニワタリはまだ咲いていないので後日載せる予定。咲いて欲しいな…。

(2023年3月21日追記) 残念ながら咲かずに枯れてしまった。

(2023年7月11日追記) 未練を捨てきれず水をやり続けていたら、七本植えていたうちの一番大きかったものが生きていた様で、綺麗な花が咲いた。

12月

年末という事でお正月用の物を作った。

過去最大級に大きい。

梅の開花時期を他と合わせるには、蕾が出てから、しばらく15度くらいの室内に置くと良いらしい。

しかし、悲しきかな、藪柑子にビニール袋を被せ、鳥避けをした状態で実家に帰ったところ、鳥に外されたらしくビニール袋が無くなっていて、実が食べられてしまっていた。
鳥って頭良いですね。

なので開花時期を合わせる事はしなかった。

(2023年3月21日追記)

写真は2022年の3月のもの。
これだけの数の寄せ植えなのに全て元気で、毎年春の楽しみになっている。