苔玉の作り方

東京の盆栽・盆景作りの教室に通い始めた。

今回は初回なので、比較的簡単に作れて世話のしやすい苔玉の作り方を教わった。

準備

けと土

湿っていて粘り気のある土。

水苔(ミズゴケ)

白色の苔。水苔は土よりも保水力が高いので、けと土に混ぜると水持ちが良くなる。

這苔(ハイゴケ)

緑色の苔。けと土の周りを覆う為に必要。

黒色の綿糸

苔玉の形を固定する為に使う。

植物の苗

上の写真で植えた植物はこちらの通り。

制作

今回は初雪カズラが余ったので、これを使った盆栽にする。

ちなみに作り方は植える植物の数に関わらず同じ。

いくつかの植物を植える時は、同じ植生で育つもの同士にする必要がある。

花が咲く季節や、必要な日や水の当たる量、気温が同じでないとうまく育たない。

まずは、けと土をこねて団子にする。

手が汚れるのが嫌な人はビニール袋に入れて行っても良い。

次に、水苔を土に混ぜ込む。

水苔の量はあまり細かく気にする必要はないそうだが、私は土の半分くらいの大きさを目安にした。

なるべく土と水苔が均一に混ざり合う様にする。

混ぜ終えた状態。しっかりこねると水苔が見えなくなる。

次に白雪カズラから土を取り除き、根っこだけにする。

見栄えの良い配置を考えつつ、土で根っこを覆っていく。

団子にした状態。根っこがはみ出ない様に注意。

這苔を土の表面に貼り付けていく。こちらも這苔同士が重ならない様に注意。

貼り付け終わった状態。まだ不恰好だが気にしない。

黒色の綿糸を苔玉にぐるぐると巻きつけていく。

巻きつけ方は適当で良いが、巻き忘れた箇所があったり、ゆるかったりすると後で形が崩れる事がある。

ちなみに綿糸は時間が経つと自然に腐って消えていく。

最後にハサミで形を整えたら完成。水はしっかりやりましょう。

這苔はしばらく経つと色が悪くなったり枯れてしまったりするので、その時は新しいものを貼り直す必要がある。