草津温泉に行った
群馬県にある草津温泉に行って来た。
バスタ新宿から4時間ほどで到着。
バスターミナルにも足湯がある。
5分ほど歩くと湯畑に辿り着く。
湯畑は熱すぎる温泉を効能を無くさない様、水を加えず木製の樋(レール)に流す事で温度を下げる施設だ。
また、この源泉の名前そのものにもなっている。
草津温泉はこの湯畑を囲む様にして店や宿泊施設が並び立ち、離れて行くにつれ民家が目立つ様になる。
高低差があるので散歩しているだけで楽しい。町自体は派手さは無く、まるで京都の様な色合いだが、街並みは真逆で入り組んでいる。
昼飯を食べた蕎麦屋さん。
今回の旅行で泊まったホテル「一井」。草津温泉の中でもかなりの老舗らしい。
草津温泉はいくつもの温泉施設があるが、その多くは地元の人限定の共同浴場や、旅館内にある物だ。
(旅館に泊まっていなくても温泉だけ入れる所もある)
主な源泉は湯畑、西の河原、煮川、万代鉱、地蔵、白旗の6つ。特に最初の四つは観光客向けの温泉施設がある。
それが大滝乃湯、西の河原露天風呂、御座之湯。有料だが全て入る場合は割引になる。
最初に入ったのは御座之湯。ここは先ほどの湯畑と万代鉱が源泉となっている。建て直しではあるらしいが、昔ながらの伝統的な建築法で作られていて、その造りを見るのも楽しみの一つだ。
次に行ったのが西の河原露天風呂。ここは温泉に行くまでの道中が面白かった。
途中にある緑色の水は温泉。
湯治の里として発展して来た歴史があるだけに、草津温泉は地蔵が多くある。
個人的に面白かったのがニット帽を被った地蔵。綺麗に洗濯されている所を見ると大切にされているのが分かる。
温泉はかなり熱く、特に源泉近くは火傷しそうだった。景色も綺麗で広く、今回の温泉の中では一番楽しめたかもしれない。
この二つを回った所で初日は終了。
ホテルの夕食と朝食。一番安いプランだったが、驚くくらい多かった。しかも美味しい。
二日目の最初に行ったのが大滝乃湯。ここの源泉は煮川で、サウナやカフェ、土産物屋などがある、普通の銭湯という感じ。
大滝乃湯限定(多分)のサイダーがある。
これ以降の三つの温泉は共同浴場で、地元の人が日常的に使う物を観光客にも特別に使える様にしてあるものだ。
地蔵の湯。その名の通り源泉の側に地蔵があり、目が良くなると信じられていた事から目洗い地蔵と呼ばれている。足湯もある。
白旗の湯。その名の通り白く濁った湯で、湯畑からも近く行きやすい。
ちなみに白旗源泉には何故か賽銭をする人が多いが、源泉が汚れるのでしてはいけない。
千代の湯。有料だが時間湯も体験させてもらえる。
これは治療としての温泉を使っていた頃の文化で、木の板で湯を混ぜる事で温度を下げ(湯もみ)、決められた時間に一斉に入るという物だ。
一つ心残りがある。
どんぐりというレストランで、帰る前に行こうとしたものの、支払いが現金のみで手持ちが無く、お金を降ろす時間が無かったので断念した。次回は必ず行きたい。
天気は悪かったものの、主な温泉には全て入る事が出来て非常に満足した旅行だった。